LGBTQの人達が生きやすい社会をつくるには
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まず、筆者自身の話をさせてもらいたい。
私は現在、大学1年生(18)・男 である。そして、バイセクシャルでもある。
LGBTQやバイセクシャルのことについて、あまり詳しく知らない人のために説明するが、バイセクシャルとはいわゆる両性愛者のことで、男性にも女性にも恋愛感情をいだく性的指向のことである。
私が自分はバイセクシャルだと確信したのは高校1年生の頃だった。しかし、それはバイセクシャルという言葉を単に知らなかっただけで、自分は人とは少し違うんだろうなということには薄々気づいていた。バイセクシャルが人と違う特殊なものだと考えるのも今となってはおかしな話だが、当時はそう考えていた。
そもそも、性的マイノリティと呼ばれるLGBTQの人達の割合を表すデータにはとてもばらつきがあるが、私は約8%(13人に1人)が一番信憑性が高いと考えている。13人に1人というと、LGBTQがマイノリティというのもどうなのだろうかという気もする。
ただ、自分はLGBTQだと公言する人に出会ったことがない。それは、➀LGBTQだと公言せずに心の中にとどめている人が多いのか、➁自分に友達が少ないのか… の二択だと思う。
ここで、私の実例を紹介する。
私は自分の体の性も、心の性も男。その上で小学生の頃から、同級生の男の子と手をつないだりハグしたりすることに何の違和感もなかった。女の子に恋愛感情をいだくのと同じように男の子にも恋愛感情を抱いていた。私が他の男の子とスキンシップをしているのを見て、周りからは「オカマ」「気持ち悪い」などと意味の分からないような言葉でからかわれたこともあった。ただその当時、自分と大して仲良くもないような子たちからのいじわるなんて気にもとめなかった。その後、数年して私が自分の性的指向に対して、ネガティブになる出来事が起こった。小学校・中学校と周りから、心無い言葉でからかわれるようなことはあったが、自分の中では大した悩みではなかった。自分の考えが変わったのは、高校生になったばかりの頃、母親に自分がバイセクシャルであるということをカミングアウトしてみた。カミングアウトといっては何か重苦しいきがするが、自分の性的指向を伝えることなんか、何も重苦しいことだとは思っていなかった。ただ、自分の母親にとってみたら、自分の息子が性的マイノリティだということはとてもショックだったようだ。その後、自分が家でジャニーズを見てこの人カッコイイというたびに、母親は「男の子がそんなこと言うのはおかしい、こんな子恥ずかしい」と言うようになった。そんなことを繰り返していくうちに、私は自分の性的指向を人に伝えようもんなら、その人との関係までも壊れてしまうんではないかという考えに変わってしまった。母親にカミングアウトして以来、どんな親しい友達にも、他の家族にも打ち明けられいない。現在でも、友達に「彼女いないの」とか質問されるたびに、カミングアウトするべきなのかとも迷うが、やっぱり恐怖からできない。 (バイセクシャルなので女性も男性も好きになりますが…)
最後に
自分の経験からわかることだが、自分の性的指向を他人にバカにされたり、強く否定されることが怖くて、1人で思い悩んでいる人がたくさんいるんだろうなと思う。性的マイノリティと呼ばれる人達に一つアドバイスするとしたら、自分の性的指向を否定する人なんか自分と対等な人間だとは思わないこと。また、自分の家族や身近な人であってもあくまで他人であること、自分の考えを100%理解してくれる人はいないということ。次に、LGBTQの人達と関わる人達に強く言いたいことは、他人の考えや指向を認めること。たとえ、受け入れることができなくとも認めることは出来ると思う。その努力はするべきだ。
同じ社会に住む人間として、さまざまなマイノリティ要素を持つ人も幸せに生活できる社会を実現させたい。
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