一言モノモーション
1995年から2016年の間に、アメリカ人の平均資産額は3.14倍に増えました。
ところが、日本人は1.51倍にとどまっています。
その理由は、日本人の金融教育が他国と比べて遅れているからです。
メインモノモーション
私たちが日々生きていくためには、お金が必要です。
しかし、お金の知識が十分に備わっている人はたくさんいるでしょうか?
答えはNOです。
日本の教育水準は高く、ほとんどの人が高等教育を受けています。
ですが金融に関して十分な教育を受けていません。
これはすぐに改善すべきです。
今回は日本の金融教育の現状と、その改善策を紹介します。
日本は金融教育が遅れている
あなたは今までに、家や学校で「お金の話」をしたことがありますか?
例えば家計管理や節税、資産運用といった話です。
もし全くしたことが無かったとしても、あなたが特別なわけではありません。
実は、お金の教育を受けた経験がある人はほとんどいないのです。
引用元:金融広報中央委員会 知るぽると「金融リテラシー調査(2022年)」
学校で金融教育を受けた経験がある人は、たったの7.1%です。
家庭で受けたと認識している人も18.4%しかいません。
また同調査で実施したお金に関する正誤問題では、アメリカやイギリス、ドイツ、フランスと比べて、日本の正答率は低いという結果でした。
このことから、日本では金融教育を受ける機会が少なく、他国と比べてお金に関する知識が乏しいと考えられます。
お金の知識が無いとどうなる?
お金の知識が無いとどうなってしまうのでしょうか?
その答えは「お金に苦労する人生を送る」です。
日々の生活が苦しくなり、老後の資金も十分に用意できなくなってしまうでしょう。
お金についてしっかり学んでいる人は、物を買うときに無駄な支出をしません。
例えば新築で家を購入すると、中古で買うよりも割高です。
これは土地代や建設費の他に、営業マンの人件費や、CMなどの広告費が上乗せされているからです。
これにより新築の物件は、相場より30~40%価格が高いといわれています。
しかし日本では、こういったことを知らずに新築で家を買う人が多いです。
車も同様で、割高な新車を買うとすぐに価値が下がってしまいます。
また保険にも気を付けなければいけません。
自分に必要な分を見極めないと、無駄な保険料を支払うことになります。
特に注意すべきなのは終身保険や養老保険などの貯蓄型保険です。
これらは大抵の場合、手数料が高く設定されているので、掛け捨ての定期保険よりも保険料が高くなります。
保険や不動産などお金に関する知識が無いと、このように無駄な支出を発生させてしまうのです。
お金の知識を身につける方法
金融教育を受ける機会が少ない今の日本で、私たちはどうやってお金の知識を身につければよいのでしょうか?
結論からいうと、次の3つを実施するのがおすすめです。
- 家計簿をつける
- お金に関する本を読む
- 投資をする
一つずつ解説します。
①家計簿をつける
まず必要なのが、家計簿をつけることです。
最近は家計簿アプリが充実しているので、これを使用するのがおすすめです。
家計簿をつければ毎月の収入と支出を把握でき、お金の使い方を考えるきっかけになります。
どうしたらもっと支出を減らせるかを考えるようになるので、おのずとお金の勉強をするようになるはずです。
②お金に関する本を読む
金融リテラシーを上げるうえで、本はとても役に立ちます。
最近では、初心者にも分かりやすいマネー本がたくさんあります。
おすすめは貯蓄、保険、投資などのジャンルです。
「情報を得るならネットの方が早いのでは?」と思うかもしれませんが、ネットの情報には間違ったものもあります。
もちろん本に書いてあることが全て正しいとは限りませんが、ネットやテレビの情報と比べて、精度が高いのは間違いありません。
ブログやSNSは誰でも簡単に発信できるので、誤った情報が広まることもあります。
一方で本は専門家がしっかりチェックしたうえで、その出版社が責任をもって発行しているので、間違った情報は比較的少ないです。
そのため初心者がお金の勉強をするなら、読書がおすすめです。
③投資をする
最後におすすめなのが、投資です。
日本人は預貯金が大好きで、投資をしている人はほとんどいません。
引用元:日本証券業協会HP「2021年度 証券投資に関する全国調査」
投資をしているのはたったの1割強です。
このことも日本で金融教育が進まない原因の一つと考えられます。
投資はお金の仕組みを学ぶことができ、経済にも明るくなるのでおすすめです。
ここで大事なのが、勉強だけでなく実際にやってみることです。
株や債券への投資は、数千円の少額で始められます。
これくらいの金額なら、値下がりしても大丈夫ですよね。
ぜひ証券口座を開設し、株を買ってみましょう。
まとめ
日本は他国と比べて金融教育が遅れており、そのため多くの人が、保険や住宅購入の際に大きなお金を損しています。
また投資をする人も少なく、資産形成に関する知識も決して十分とはいえません。
そんな中で、お金の勉強をするのに役立つのが次の3つの方法です。
- 家計簿をつける
- お金に関する本を読む
- 投資をする
少しずつ知識と経験を積み上げ、お金に強くなれば、あなたの人生は必ず良くなるはずです。
レビューを投稿するにはログインする必要があります。
レビュー
レビューはまだありません。