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多方分野における女性たちの参画拡大
岸田政権の新しい資本主義のなかに、すべての人が生きがいを感じられる社会の実現があります。その項目の一つに男女共同参画・女性の活躍を目指すという一文があり、なぜ女性だけに多方分野を求めるのか。とても違和感を持っています。
岸田政権へ言いたいです。女性の経済的自立、あらゆる分野における女性の参画拡大を目指すなら女性だからっていう偏見、なくしてください。
男女の格差
(1)なぜ、女性たちの参画拡大が重要か
世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数ランキングというものがあります。この指数は政治参画・経済参画・教育・健康の4項目の男女格差を数値化したものです。日本は146カ国中なんと116位です。特に、政治参画と経済参画が平均以下を示しており、日本の政治面、経済面での女性の立場を表しています。より男女の格差をなくす、つまりは女性の地位向上のために、女性の参画拡大が今うたわれているのです。
(2)男女において前時代的な日本
残念ながら、未だ社会では女性への偏見ともいうべき固定概念がこびりついています。これは男性から女性だけでなく、女性同士でも起こっていることです。たとえば、女性は子供を産むもの。とか、家庭のことは女性がやらなくては。とか、とにかく前時代的な考えが頭のどこかにあるのです。
(3)女性たちの社会進出
e-stat(政府統計ポータルサイト)2,022年2月1日時点の統計によると、日本人人口が1億2253万人で男性5955万9千人で、女性の人口が6297万1千人と女性の数のほうが多いのに政治・経済において女性の参画が少ないのはおかしなことで、いかに女性が社会へ出ていないかがわかります。
女性たちが社会に出れない理由
(1)女性というバッファー
女性だから非力である、女性はすぐに感情的になる、女性は体調不良になりやすい、などのネガティブなバッファーが男女関係なく多くの日本人の中にあります。僕はこのバッファーは間違っていると思っています。なぜなら、このバッファーは男女で比べられることが当たり前のように感じませんか。あの人は非力である、あの人は感情的になるという言い方をすればそういう個人だと思えるのに、女性に変えるだけで個人のことではなくなってしまい、社会全体を示してしまうのです。
(2)男性が家事育児に協力しにくい日本
家のこと、とくに子供のことに関して男性はなかなか仕事を休めなかったり、率先して家事育児を行っていると心無いことを言われたりすることがあります。日本は昔ながらの昭和的思考が今も残っていて、心のどこかで女性がやるだろう。という風潮が残っています。アメリカでは、子供の授業参観があるからと試合を休むメジャーリーガーもいます。そしてそれを笑う社会ではありません。快く送り出す社会なのです。ぜひ日本もそうなってほしいです。
女性だからっていうのやめませんか
女性だからというネガティブなバッファーを捨て、男性がもっと家事育児に取り組みやすい社会をつくるために、今僕たちに必要なことはジェンダーレスです。それが、今の日本政権が掲げるすべての人が生きがいを感じられる社会を実現するために必要なことです。社会の一員として、もしジェンダー差別があると思ったなら、どうか性別で見るのではなく個人として接していただきたいです。
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