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日本の英語教育を考えることになったきっかけ
日本の教育レベルは世界と比べても高い国である。実際にカナダに留学をしている中で様々な国の人と話している中で日本の教育レベルについては高く思われていて、日本人は勉強が得意と思われているのを自分自身で実感した。18歳まで日本の一般的な公立高校に通っていた自分からしても日本の教育システムに対して不満や改善すべき点は多くはないと思っていた、しかし日本社会の国際化が進んできている中で大学受験のためだけの英語の授業について疑問を持ち始め移民が数多く集まる国であるカナダに実際に留学し様々な価値観や文化に触れ、日本の英語教育システムにはどんな問題があり何を改善していけるのかを今までとは違う視点で考えることができています。
現在の日本の英語教育の現状
小学校
- 自分が英語教育を始めたのは小学校5年性からであり通っていた公立小学校で始めて英語に触れる機会となった。現在では小学校での英語教育の重要性が認められ小学校3年生から始まる仕組みに変わっている。小学校の英語の授業では週に一回ネイティブのELTの先生が来て簡単な単語を生徒で発音したりしていた。当時はその授業が楽しみであったが今考えると教え方に問題があったと感じる。どの教科に関しても学び始める最初の期間がのちの習熟度に深く関わっていると思うためここで生きた英語を学ぶことは絶対に役に立ってくる。具体的に何を変えることがいいかというとカタカナで発音を覚えていくことだ。他の英語が第一言語が英語ではない友人に話を聞いても彼らは英語の音で学ぶと言っていて大きな違いを感じました。
中学校
- 中学校に入ると英語は中学一年生から必修科目であり、本格的に英語を学び始めました。最初はbe 動詞や簡単な文法から学んでいき発音ではなくほとんどの時間を文法やルールに費やしていく高校受験向けの英語でした。週に一度ELTの先生が来て英語を話す機会がありましたが実際にネイティブの人が使わないような言い回しなのであまり今でも役に立ったと思う機会はあまりありません。例を挙げるとするならば、多くの日本人は "Hi, how are you?" と聞かれたら”I'm fine thank you and you?"と答えます留学に来ている日本人の方でもこう返す人を見かけることもあります。実際に1年半をカナダで過ごしてきた中でこの返し方をしてる人を日本人以外で見たことがありません。英語ネイティブの友人に聞いてもこの言い回しはなにか違和感を感じるようです。高校受験においては効果的な勉強でしたが実際に会話をする点においては全く役に立ちません。
高校
- 高校に入ると自分の学校はほぼ全ての学生が大学受験をする環境だったためカリキュラムはより受験向けのものとなりました。問題集や教科書の問題をといていく作業がほとんどであり会話の授業はあってもないようなものでした。高校生になると英会話に必要な単語や文法は一通り学んでいるためこの時期にアウトプットする作業があると効果的に学べると考えているためスピーキングに力を入れることで英語を話すことに対して抵抗も持つ人が少なくなっていくと考えます
根本的な問題と必要な変化
今現在日本の社会では英語を話せる人がすごいと過大評価されがちですが英語はただの言語であり重要なスキルではありますが誰しもが頑張れば習得できるスキルなのです。学校のスピーキングの授業では英語の正しい発音で読むと笑われたりするので、みんなが THE日本人発音で読まなきゃいけないという暗黙の了解もあり、よりたくさんの人が英語を話す環境にならない限り変わることはないでしょう。これからの未来日本には今よりもいい多くの移民が増えていくことが考えられるためよりたくさんの人が様々なバックグラウンドの人と関わっていき違いを認め合っていくことも英語教育と同時に大切なカギになってくると思います。
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