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日本に興味がない日本人
現在、カナダに留学しております。
初めての留学で感じたことはどこの国も母国愛が強いということ。
日本は他の国に比べて母国愛を感じたことがないのは私だけでしょうか?
日本人は言わないことや空気を読むことが美徳だったりするのでただ単に日本が大好きと公言していないだけかもしれません。
ただ、留学した今日本人に対して思うことは、当たり前に綺麗な街、どこのレストランもご飯が美味しい、治安がいい…これらが当たり前になっているからこそ心から感謝をする気持ちがなくなる、日本に対しての関心が薄くなるということが母国愛が他の国に比べて弱い原因だと思いました。
母国愛が弱いということは母国「日本」に対して興味がないということ
興味がないから選挙に行かない、歴史を知ろうとしない、文化を知ろうとしない…
そんな日本人に私はとても危機感を感じています。
理由としては、数年前の日本と現在の日本では 世界に置かれている立場がまるっきり違うからです。
私たちは日本の置かれた状況を理解し、危機感を持つ必要があります。
日本や世界で起きていること
みなさん現在日本や世界で起きていることを知っていますか?
・ロシア対ウクライナの戦争
・尖閣諸島への中国船侵入
・KDDIへの大規模なサイバー攻撃
・中国人留学生のスパイ活動
・シャインマスカットや紅はるか、いちごを始めとする日本のブランド品種流失
農林水産省の国内育成品種の海外流失状況について
正直挙げたらきりがありません。
これをみて、みなさんどう思いますか?
なぜこのようなことが起きているのかというと厳しく取り締まる法律がなかったり
法律改正をしないと取り締まることさえできなかったりするからです。
法律を変えるということは私たち国民にはできません。
国会で審議され、可決されることで初めて法律が成立します。
ということは私たちが選挙で投票し、当選した一部の国会議員の方に委ねられているんです。
そして最近世界中に衝撃が走った出来事は
安倍元総理の殉職ではないでしょうか?
失ってから初めて気づくことがあると言いますが、今の日本はまさにこの失ってから初めて大切なものや人に気づいた人が多いのではないでしょうか。
アメリカを始め、イギリスの王女様、ローマ皇帝、インド、ブラジル、台湾、ロシア…
ここまで1人の政治家に対してお悔やみが届くのは異例なことです。
安倍元総理がどれだけの人望で功績を残して日本の価値を上げてくれたのかを私たち日本人は痛感したのではないでしょうか。
それだけ今後の日本や日本以外の国との良い関係を築いていくためには欠かせない重要な人物でした。
「安全な日本」という当たり前が崩れようとしていている今、
日本が置かれている状況を理解することは勿論、
1人でも多くの日本人が日本という国に関心を持つことは重要だと考えます。
日本人は日本人としての誇りを持つべき
日本は本当に異例の国です。
アメリカに約7年間占領されたものの、
これまでどこの国にも侵略されなかったからこそ
周りの国に影響を受けながら日本独自の文化が何年も続いてきたんです。
そしてその独自の文化を外国人はとても不思議に思い興味を持ってくれているのだと思います。
日本人は自国に誇りを持っていいんです。
留学に来て思うこと
私は留学に来てから
日本のことについて考える時間が増えたと同時に
日本の将来について不安を抱いています。
選挙での若者の投票率が少ないのは
今日本が置かれている状況を知らないからだと考えます。
ただ、誰も日本が置かれている状況を教えてはくれないので興味を持たない限りは知らないのは当たり前です。そして母国愛がなければ日本について興味を持つことも調べることもありません。
今こそ留学という選択を
そんな方に提案したいのが留学です。
日本人は長期留学しか留学の意味がないと思っている人が多数だと思います。
英語のレベルはそうかもしれません。
しかし、実際に留学してみて感じたことは、
価値観は1週間や2週間、1ヶ月等の短期留学で大きく変わります。
他国の文化や言語を学ぶ、他国の友達を作る・話すということが結果的に自国の興味を持つということに繋がります。もし少しでも時間が取れる方はぜひ海外に出てみてください。他国の人と沢山会話をしてみてください。
愛国心が持てた理由
私が愛国心が持てたのは留学で出会った沢山の外国人が理由です。
スシやサシミ等、当たり前に英語に浸透している日本語にビックリしながらも少し嬉しかったり、
みんなが寿司が大好きだと言ってくれる。
アニメや漫画が大好きで日本語を勉強し始めたと言ってくれる人。
日本語を教えてと言ってくれる人。
Tattooとして日本語や日本のアニメキャラクターを自分自身の身体に刻む人。
日本という国がどれほどの影響を他国に与えているか。
想像以上に日本という国や文化が他国に愛されているのかを知りとても嬉しく、それと同時に自分の自国への今までの関心のなさやそれに伴う日本についての理解の低さに自分自身にとてもガッカリし、恥ずかしくなりました。
しかし、このことがきっかけで
日本という国に対してとても誇らしくなりました。
(韓国人の友達に「日本語を学んでる、話せるという外国人は多いけど韓国語を学んでいる、話せるという人を聞いたことがない」と言われたこともあります)
そして、今まで興味のなかった日本の政治についてもっと知りたいと自分自身で今後の日本のことを考えながら応援したい政党を決めたり色んな党の公約を読んでみたり、歴史はもともと好きだったのですが、もっと日本の歴史についても知りたい・日本人として知る必要があると思うきっかけにもなりました。
まとめ
留学はただ単に英語を学ぶ場ではなく
他国を始め母国「日本」に興味を持つきっかけになりました。
留学に来て心からよかったと思うと同時に、もし留学に行かなかったら
一生母国に興味を持つこともなく全てを当たり前と考え生活することになったと考えるととても恐ろしくなりました。
留学は無知の自分を知るとても良い機会だと考えます。
日本という恵まれた国に生まれたことに感謝し、素敵な日本をこれからも維持するために一人一人が今自分にできることを考えていくきっかけになれたら嬉しいです。
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