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日本は敗戦後、国の防衛を殆ど米国頼りできました。ロシアのウクライナ侵略を機に軍備拡張の意見も増えつつありますが、国の防衛は、外交や民間交流他総合的な対策が必要で、拙速はむしろ危険です。今は、世界貢献も含めて全国民で議論することが肝要だと思います。

日本と世界の平和のためになすべきこと

by azono2519

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azono2519

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ピニオン紹介

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ロシアのウクライナ侵略は、改めて「戦争と平和」について考えるきっかけになりました。「日本人は水と安全はタダだと思っている」という本が話題になったのもそんなに昔の事ではありませんが、国民も政治家も学校でも深く考える事はせず、お得意の先送りや無関心を通してきました。

日本は、憲法で戦争の放棄という崇高な理念を掲げていますが、保持できないはずの世界有数の戦力を保持し、日米安保条約が国の護りの頼み綱という現実があります。

過去の栄光の復活を目標にしている隣の大国や、紛争解決のためには戦争も辞さない国もまだ多いのが現状です。日本だけでなく多くの国は、世界を相手に商売をしなければ経済が成り立たず、特定の国と完全に断絶するわけにもいかず、国のトップも企業も大変です。丸腰で国は護れず、軍拡も「盾と矛」で根本的な解決にはならない。今こそ各人が学び、考えることが必要でしょう。日本と世界の平和のためになすべきことを考えてみます。

〇戦争の原因を考える

人間は一人では生きてゆけない、だからグループ、民族、国ができる。人間には向上心や欲があり、それが経済的な発展に繋がるが格差や人間、国の行き過ぎた欲が原因で他国との争いになるのだと考えます。

欲には心の欲、プライドや拘りもあります。宗教戦争、民族紛争はその表れでしょう。最近国連でのケニア代表の演説が感銘を与えています。趣旨は「アフリカ諸国の国境線は、帝国の崩壊により、民族や地域事情を無視して遠くロンドンやパリで引かれた。従来通りの民族、国を欲する願いは充分理解するが、我々は争いではなく、その理不尽な国境を受け入れ新たな世界を目指す」と言うものです。

また、貧しさや苦しさがあれば、国民も指導者も深く思索することを放棄する傾向があり、今のロシアはこの段階だと思います。指導者も一方的な情報しか与えず、世論を操作する、国民も疑問があっても口に出せないのでしょう。

現代の戦争は非常に金がかかります。世界の総軍事費の内、米国(39%)と中国(13%、)の2国だけで半分以上を占めています。米国の最新型空母を例にとると、1隻の建造費が100億ドル、積載する戦闘機等が200億ドル、年間運用費が8億ドルとのネット報告もあり、通常の国はとても手が出せません。また戦争ともなれば武器弾薬他が必要ですが、いつ使うかもわからない物を必要なだけ保管しているのは米国だけらしいです。

ロシアは経済規模からしても明らかに背伸びをし過ぎており、国民生活を犠牲にしている面があります。いつまでも戦争を継続できる状況ではなく、国民の不満もいずれ出てくるものと思われます。

〇日本の現状

「憲法9条があるから日本は平和」という意見も、ロシアみたいな国があるから軍事費を世界並みに増やせと言う意見も、共にやや無責任だと思います。日本が最近戦争をしていないのは日米安保と、敗戦で利権や領土の拡大野心を放棄した結果でしょう。普通の国なら「竹島侵略」や「尖閣諸島」では局地戦になるでしょう。ある程度豊かになり、自分が安泰ならば難しい事は考えなくなるのも人間の性ですが、日本の平和は幸運と考えた方が良いと思います。

今危険な事は充分に物事を考えず、感情だけで判断する事です。憲法改正問題についても、意見の相違は当然として、国の防衛と安全等について、現状の把握、対策を出し合い検討することが必要です。対策は軍備だけではありません、外交も民間交流も一手段です。中途半端な対策は税金の無駄遣いであり、国の安全を損ないます。

〇日本の採るべき方策

以下私の考える方策ですが、あらゆる手段で戦争を回避する事が第一で、その為には自立した国民、国になり世界に貢献する事、世界で必要な国になる事だと考えます。最も重要なのは教育で、世界的な視野を持ち、自立心のある子供に育ってもらう事でしょう。

1.憲法9条

専守防衛を旨として改憲する。外交、防衛、軍事他すべての手段で防衛策を検討策定し、そこから逆算して憲法を変え、現行憲法のように解釈改憲は出来ないようにする。軍拡のみでは「盾と矛」の関係で根本的解決にはつながらない。

2.総合的な防衛策の検討

具体的な軍事策は専門家に頼るとしても、「敵を知り己を知る」事が第一。どの国にも強み、弱みがあるはずで、それを知ることにより軍備の内容も決まる。4千年の戦争の歴史がある中国の古典には「戦わずして勝つ」「上善如水:水のように融通無碍で人の役に立ち争わず低くあること」等参考になる知恵が多くあります。ある軍事専門家によれば隣の大国の地理的弱点は、海岸部が遠浅で水深の深い良港が少ない事であり、簡単に機雷封鎖が出来るとのことです。引き換え日本は世界有数の掃海技術があります。

3.教育

①戦争、平和、紛争解決方法についての方法を自分達で考えさせる②原点を学ぶ(火のおこし方、水や食料の確保の仕方、災害時の対処の仕方)③国の栄枯盛衰の歴史や原因、貧困の時代から繁栄、バブル崩壊、今後の展開まで)④SDGs等世界の課題と日本の役割⑤人生の意味、ライフプラン、マネープランの入門編

4.各国との民間交流、世界の最貧国から最先端の国までとの交流

5.産業分野他で日本だけの複数の強みを持つ。日本の存在がなければ世界が困る分野を確保する。

6.指導者のエリート教育も必要。軍事にも科学にも経済にも文化にも政治にも明るく、世界的に通用する指導者を育成する。

7.1国だけの繁栄、大国だけの繁栄はあり得ず先進国や上に立つ者は下位の者への配慮が必要。教育でも資金でも技術でも得意な分野で世界に貢献する。

8.国連等の改革

日本は世界で3位、ドイツも上位の国連拠出金を出していながら、権限は見合っていない。理不尽な要求でなければ、当然先頭に立ち主張すべきであり、重要度合が高く、見込める項目から働きかけてゆくべきです。ケースによって拠出金を「供託する」方策も可だと考えます。

緊急の課題は、拒否権の範囲外として、国連の判断で軍を組織し民間人の避難救出が出来るようにする、万一戦争が起これば戦争犯罪を裁く制度を充実させる、戦後、当事国の落ち度に応じて、復興資金や罰金を徴収する。軍事費、核兵器に国際税を課し活動資金とする。

〇終りに

私は物事を考える時、存在の順序を基本に考えます。つまり、地球があって世界がある、世界があって各国がある、各国があって各国民がある、でも国民を大切にしない国や世界は意味が無い、という考え方です。

私が70年の人生で最も感動したのは、アポロ宇宙船の時の「月の地平線に上る地球の出」の映像です。宇宙から見れば地球に国境は無い、人間が生きて行ける酸素を含んだ大気はわずかに地球を取り巻いているだけです。人間の存在出来る場所はそこしかない、それを実感すると生き方が変わる人が多いと言います。

少なくとも一つの船の上で勢力争いをするのは愚かです。最近やっと世界全体で考え行動しようとする動きが出てきました。一国だけの繁栄はあり得ないし一国だけの戦争の勝利もあり得ません。経済や教育の貧困は紛争を生む原因にもなります。大国程貧しい国に気を遣う義務があるでしょう。誰も声を上げませんが「地球にも定員がある」と考えます。多分「無限の発展」はあり得ず、「もったいない精神」や「慎み」「世界は一つ」を念頭におかなければ、人類の永続的な繁栄、存在は無いと思います。世界の指導者だけでなく多くの人に、宇宙から見た地球の映像を確認しながら人類は同じ船に乗っている事を確認して欲しいと思います。

 

 

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