一言モノモーション

子育てと仕事・生活の両立には周りのフォローが不可欠です。しかし、その裏で『転勤』『出張』『残業』『接待』『休日出勤』『急なシフト交代』など、仕事のしわ寄せは『独身』『子無し』の社員に行っています。誰かをフォローするために、誰かが犠牲になる仕組みはもうやめませんか?

時短・育休の割を食う『独身』『子無し』社員。誰かのために誰かが辛い思いをしなければならない働き方改革はいらない

by はたらく オンナ

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はたらく オンナ

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ピニオン紹介

メインモノモーション

働くパパ・ママを応援することは、そうでない人をないがしろにしていい理由にはならない

 

近年の世論の動きを受けて政府や自治体は『子育て支援』に関する制度作りを進めています。働くパパ・ママをサポートする体制を整えている企業を表彰したり、認定したりする制度も存在します。

企業としても、社員の定着率向上、優秀人材の獲得のためにこうした制度を整えていることが多く、『結婚しても働ける』『女性のライフステージに合った働き方を選べる』などをPRしています。

 

では、産休・育休で抜けた社員の分、企業は人員補充をするのでしょうか。

ほとんどの場合、答えはノーです。

産休・育休は職場復帰が前提ですから、人員補充をしてしまうと、復帰後に人的リソースがだぶついてしまいます。

ではどうするのか。

それ以外の社員が穴埋めをするのです。『部署やチームで協力し合って』というと聞こえはいいですが、既に100%稼働している他の社員に業務量を上乗せしてその場しのぎをしているのです。

さらに、パパ・ママ社員は育休後も『特別な配慮』を交渉することが可能な場合が多く存在します。

例えば、『出張はできません』『残業はできません』『休日出勤はできません』という申し出です。小中学生でも子どもを一人で留守番させるのは危険ですし、家事などもありますから当然の配慮です。

ですが彼らがすべきだった業務や出張はどうなるのでしょうか。

子育て当事者以外の社員を中心に割振られます。

 

あくまでも『チームでの助け合い』です。だから断れないのです。

デートの予定と、子どもの運動会と比べたらどちらを優先すべきか。

見たいドラマと、子どものご飯どちらが大事か。

この国では多くの人が同じ答えを持つでしょう。

私にとってそのデートは見知らぬ子どもの運動会より大切だとしても。

そのドラマを見ることを楽しみに一週間一生懸命仕事をし、その日定時に帰れるように調整してきたとしても。

 

それでも、『子育てを応援する』という社会正義によって、個人のささやかな幸福は『贅沢』になり、『子育て中の人はもっと大変なんだからこれくらい我慢しなきゃいけない』と『犠牲』になります。

 

小さな犠牲が続くと大きな負荷となり、人生を壊す

残業が続き、友人と会ったり連絡を取る時間が無くなる。社外のコミュニティと疎遠になって友達付き合い・趣味の付き合い・恋愛ができなくなる。

出張が続き、長距離の移動・外泊の疲れで体調を崩す。

小さな犠牲は最終的に大きな負荷となってメンタル面での不調や身体の不調へとつながります。休職や離職の原因になり、その人の『働く』という人生自体を台無しにします。

『あの人はいい年して独身で』『友達もいなくてかわいそう』『趣味もなくて仕事ばかりしている』

そんな風に思われる人々ももしかしたら『誰かのために犠牲になった』のかもしれないと、そう思うことはできないでしょうか?本当に単なる自業自得でしょうか?

 

だから『産休・育休を取るな』『子育て中の社員を優遇するな』ということではない

繰り返しになりますが、子育てと仕事の両立は周囲のフォローが不可欠だと、これは多くの人が理解するところであり、本稿でもそれは一切否定しません。

問題は、『独身』や『子供がいない』ことを理由に業務負荷がどんどん大きくなり、それを断るのがまるで社会悪かのように見えることです。

日本の企業の働き方が『善意』や『チームワーク』という概念に依拠した『助け合い』から、仕組みづくりにシフトしていくことを願います。

 

子育て当事者以外の『働き方』に関する提言

  • 産休育休・時短社員の人員補充のために派遣社員やアルバイトを雇うべき。また国はその人材への採用・教育かかる費用への助成金制度を拡大する。そうすることでそもそも100%稼働中の社員にさらなる業務の割り振りを行わない。
  • 自らの担当業務以外の『出張』や『残業』が可能か、事前に協議する。例えば手当がでるならより多く働きたい人もいれば、手当があったとしても嫌だ人もいる。

 

『子育て』と『仕事』だけが人生の重要事項ではありません。

働き方改革、ダイバーシティは『パパ・ママ』の物ではありません。

真にすべての人が自分の思うように働ける社会に変わってほしいと思います。

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