一言モノモーション
海外から帰国して見た日本は、これまで以上に『真面目』で『同調圧力』が強く見えた。それがいい面を生む一方で、生きづらさの要因になってはいないだろうか。多様性を受け入れ、一人一人がもっと本音を表現し違いを受け入れられる世界へ、一人一人の意識を変えることで社会を変えていきませんか。
日本社会の中に渦巻く『同調圧力』は、多くの人を苦しめていないか?もっと本音を表現し多様性を受け入れる、新たな和の世界とは。
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4年の東南アジア、タイでの暮らしを経て日本に帰国した筆者が感じたこと。
日本は世界に誇れる優れた文化がたくさんある。
その一方、どこか生きづらさを感じている人が多くいるように見える。
その理由は何か。
タイと比べると先進国と言われる日本の街は美しい。
空気も水も綺麗だし、インフラの整った環境、行き届いたサービス、
どれも快適で優れたものばかりだ。
ただ心地良さとは裏腹に感じた『違和感』
これは、あくまでも筆者個人が感じた印象だが、
待ちゆく人々の幸福度は、タイと比べると若干乏しくも見えた。
タイには『許す』『受け入れる』文化があった。
近年、目まぐるしく発展を遂げているタイも、
日本と比べるとまだ新興国であり、
日本人よりも豊かな富裕層もいる一方で、
貧しい暮らしをしている人も実際たくさんいる。
しかしそんな環境下であってもタイ人の日常は比較的大らかな印象で、
街では日本のような行き届いたサービスはなくとも、
外国人である『よそ者』の私にも嘘のない笑顔を与えてくれた。
それが慣れない海外生活の小さな心の癒しでもあった。
そんな日頃穏やかそうに見えるタイ人も政治に対する抑圧が強くなると、
毎日のように街ではデモが起き、若者も含む多くの人が集まり意見を主張する姿に驚かされた。
タイは軍政の為、日本よりも市民の抑圧が大きいということもあるだろうが、
幅広い年齢層の政治への関心と表現することを厭わないマインドに色々と考えさせられるものがあった。
どの国もいい面、悪い面、表裏があると思うが、
今の日本はどうだろう。
日本には和を重んじる文化がある。
人や取り巻く環境に合わせ、
個よりも和を大切にする文化。
また日本人の真面目さが、
これまでの発展や今の整った暮らしをつくってきたのだとも思う。
ただその裏に犠牲になっているものもないだろうか。
違うことが目立ってしまう世界。
自然と自分を守る為に抑制された感情や個性。
無言の我慢。
誰もが少なからず抱えているのではないだろうか。
かくいう筆者も日本でオフィスワークをしていた頃は、
そんな日本人の代表的な一人であった。
当時はそれが自分を苦しめているとは思ってもおらず、
当然の世界だと受け入れていたのだった。
その知らず知らずの我慢も自分で解消できているうちはいいが、
許容量を超えると個人にとっても集団にとっても悪い要素に転じてしまう。
もっと自分の気持ちを大切にしていいのではないか。
自分を大切にすることで人を大切にできるのではないか。
ふと惜しげもなく自分を着飾り、
SNSで自分を思い切り表現をするタイの友人のことを思い出した。
コロナショックを皮切りに、
時代も変化していく時であるように思う。
同調圧力の強い日本で、
自分を解放し生きるのは勇気もいるし、
簡単なことではないのも頷ける。
しかし今は、SNSやこういったサイトなど、
個人を表現できる場所がたくさんある。
まずは自分の本音を表現すること。
そして社会に多様性を広げる為には、
『違いや失敗を受け入れる』マインドが必要になる。
その為にできることは意外と身近にヒントがあり、
個である自分自身を受け入れることが第一歩になるのではないだろうか。
本来、人間は完璧な生き物ではないので、失敗もするし不十分な部分もある。
またそれと付随して努力なくとも簡単にできてしまうような得意なことを持ち合わせていたりする。
社会の中で閉じ込められた気持ちや、
作り上げられた偽りの自分を少しづつでも取り払い、
個人個人がありのままの姿で個性を発揮する事ができたなら、
更なる豊かな国への道へと繋がるのではないだろうか。
同調圧力の意識が強い日本人の特性は、
ある一定数を越えた時、『多様性』の普及も意外と早いのかもしれない。
最後に、日本人が大切にしてきた和とは何か。
広辞苑では『仲良くすること』とある。
そうであるならば、
真の和とはありのままの個性を認め、
本当の意味で様々な人や考えを受け入れ、
仲良く暮らす世界のことではないだろうか。
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