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日本のメディアはウクライナ情勢について「戦争が近い」しか言っていません。本当に必要なのは、なぜここまで緊張が高まったか相互理解を深めることです。一度理解しあってから現実的にどう対処するか考えるべきだと思います。日本のメディアにそういった視点が足りないので問題提起します。

日本のマスコミこそがウクライナ情勢の敵!平和のためにロシアに「聞く力」を発揮せよ

by Mizawa Airi

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Mizawa Airi

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日本から約8000キロ離れたウクライナという国で、ロシアとの紛争が起こるかもしれない。

そんなニュースを日本人の誰もがテレビや新聞などのニュースを通じて目にするようになったのではないでしょうか。

しかし、私はウクライナ情勢における日本のメディアの報道が圧倒的に問題であると断言いたします。

なぜウクライナ情勢における日本のメディア報道が問題なのか

日本のメディアがウクライナ情勢を報道する時に、焦点を当てるのは「戦争が間近である」ということです。

私はこれが1番の問題だと思います。

これだけ多くの日本人にウクライナ情勢が緊迫していることを知っているのに、なぜウクライナがここまで緊迫しているかきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

原因は日本のメディアの報道姿勢です。 以下のようなストーリー仕立てをしている報道がされていません。

  • どうしてウクライナ情勢が緊迫したのか
  • ロシアはどうしてウクライナに攻めたいのか
  • 歴史的背景は何なのか

表面的に戦争が間近であることだけが報じられています。

どうして報道に背景が必要なのか

報道に背景が必要な理由は、相互理解と世界平和に繋がるからです。

現在の日本のメディアはいわゆるアメリカやウクライナといった西側諸国から見た報道です。 一方で、ロシア側から見たウクライナ情勢というのはまた違ってきます。

たとえば、連日の報道では、「ロシア軍が10万人以上の兵隊をウクライナに送り込んでいる」と報道されています。

たしかに、多くの日本人はそれだけで「ロシアはけしからん」となるでしょう。

 

しかし、ロシア側は「アメリカやヨーロッパなどが悪い、お前らのおかげで緊張状態に至った」という物の見方をしているのです。 このように同じことなはずなのに、物事の見方が全く違います。

まずは、ここから理解することから始めるべきです。

日本人が知らないロシアの言い分

プーチン大統領(画像引用:朝日新聞

ロシアがウクライナに侵攻する理由は、「NATOが拡大したから」です。

NATO(北大西洋条約機構)とは、1949年に当時のソ連を封じ込めるためにできた軍事同盟です。

ソ連は崩壊しましたが、今もなおNATOは存続しています。 さらに、ソ連崩壊後もNATO加盟国は増え続けており、旧ソ連の国家だった国も参加しつつあります。

NATO東方拡大(画像引用:時事通信)

そして、NATO東方拡大の動きはロシアと国境を接するウクライナまで来ています。

ロシアとしては絶対にこれを阻止したいのです。

 

近代史を振り返っても、ソ連はナポレオン率いるフランス、ナチスのドイツと戦って大きな被害を出してきたという大きな被害者意識があります。

そのため、ロシアが他国からの攻撃の脅威、現代で言えばNATOの脅威に怯えるのはこういった理由です。

ちなみに、2021年の12月にロシアのプーチン大統領は「ロシアはアメリカの近くにミサイルを配置していないのに、アメリカのミサイルはロシアのすぐ近くにある」と発言しています。

ロシアは丸腰であることと、NATOの拡大を嫌がっているのがとても分かります。

ロシアの軍事戦略

ロシアの指導者の方法として有名なものに、「100ほど前に進めたら、5を 得られるかもしれない」という言葉があります。

つまり、オーバーにアクションすれば通常より物が多く手に入る、もしくは欲しい物を手に入れるときはより一層大きなアクションをすることです。

これをウクライナ情勢に置き換えると、以下のようになります。

  • 100:ウクライナへ軍事侵攻すると見せかける
  • 5:ウクライナのNATO加盟保留、親ロシア政権樹立

本当は戦争をする気はないがより大きく事を見せて、自分が望む妥協ラインを目指しているのです。 冒頭に立ち返ると、こうした視点の報道が日本ではされていません。

ヨーロッパのニュースでは、こうしたロシアの言い分というのが登場します。

まとめ

ロシアの考え方がわからずに、ただ「戦争が近い」と煽っても何も解決にはなりません。

大切なのは、まず何が起こっているか知った上で、相手側の言い分を聞く事です。 それから現実的な解決策を導き出すべきことです。

日本のメディアにはそうした考えるヒントとなるきっかけが少ないのではないでしょうか。

ひとつの問題提起として、他国理解と戦争について述べさせていただきました。

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