一言モノモーション

介護福祉施設に関係している方々の心の叫び

介護施設で働いているケアワーカーの心の叫び

by 大雪  布留奈

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大雪  布留奈

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ピニオン紹介

メインモノモーション

皆さんは老人施設の中で生活しているお爺さん、お婆さんがどのような環境にあるのかをご存じでしょうか。

一昔前はほぼ閉鎖的環境といえましたが、現在ではかなり開放的環境になり不透明な部分は少なくなったといえます。

それは施設側からも家族に積極的に近況を報告したり、互いに連絡を密にすることによって今現在必要とされている支援を訴えることによってご本人と、施設側、そして家族側の問題を解決する連携を大切にしようとする働きが目的とされているからです。

職員の研修も充実し、質の良い介護を目指すよう一人一人の志を高く持つことで、常にお客様の生活を維持していく努力を怠らないように人材を教育していくシステムが多いです。

またミーティングも常日頃行うことになっているので、問題行動のある入居者さんへの対応など、皆で意見を出し合っていろいろな方法を試しながら対処するようにしています。

ところがコロナ禍が始まって以来、密室で二人以上の空間の使用は禁止、職員は普段からの行動も自粛、他の町へ移動することがある場合は事前に会社に報告したり、その後は抗原検査を行ってからの出社を義務付けられたりと厳しいチェックがされるようになりました。

勤務時でも一月2回のPCR検査、入職時に検温、帰社時にも検温、他体調入力等自己管理もチェックされます。

もちろんマスク着用、アルコール消毒の推進などコロナ対策は日に日に厳しいものへ変わっていっています。

お客様にも様々な制限が設けられているため、不自由な思いをさせているのも間違いありません。

コロナ前はご自分の判断で病院に通ったり、美容室へ行ったり、老人クラブへ顔を出すのが日課だったお客様はもうすでに2年間も施設に閉じ込められた状態になっています。

最初はこのように長い期間缶詰状態になるとは考えていなかったので「それもしょうがないことか。」と承諾してくれていたのですが、フラストレーションは溜まり切った状態でイライラをぶつけてこられます。

我々にぶつけられる方はまだ良い方でご家族との面会が出来なくなってしまった今、長い間ご家族の顔を見ることが出来ないでいると認知症の方は精神的にも不安定になり、病気の方も進んでいくし、止めることが非常に難しいといえます。

顔に表情が乏しくなってくるのが見ていてわかるので業務の最中などは話しかけるように心掛けてはいますが、他に業務を抱えているので付き切りになるわけにもいかず、見守ることしかできていません。

疑似陽性のお客様が出たりすると職員のほうでもいろいろな弊害が出てきます。

実のところ家族から「部屋から出てくるな。」などと言われたこともあります。

疑似陽性でこんなことを言われるのなら、本当に発生したときは何と言われるのかもやもやした気持ちになります。

家族でさえそうなのだから、コロナ患者さんを治療している病院の先生や、看護師さんはきっと何度も嫌な言葉を投げかけられているのだろうと思います。

疑似陽性の方が出た場合、普通に隔離感染対策が行われていますが、本当にこんな簡単なもので感染を防ぐことが出来るのか、クラスターになるのは目に見えているのではないのか。等実は疑問点ばかりです。

さらに、クラスターになった場合、職員に感染が及んだ時この職場を守れるのか?ただただ疑問です。

現在高齢者は3度目のワクチン接種が着実に進んでおりますが、私たち職員はまだ始まっておりません。

このタイムラグはどのような結果をもたらすのでしょう。

前を向いてひたすら施設と家の往復を続けていますが、振り向けば背後に危険で真っ黒な靄が迫っているような気がしてなりません。

もはや感染症対策のみのその場しのぎは沢山です。一日も早く、コロナ治療薬を一般の医療機関で使用できるようにして下さい。政府はそちらの方に重きを置くべきだと思うのです。

日本は何をやらせても今現在すべてが中途半端だと思います。

日本国民の我慢で今まで何とか他国のようなコロナ崩壊から逃れてきたといってもあながち間違いではないと思います。

給付金を支払いながら経済を何とかその場しのぎで持ちこたえる。

それで本当にしのげているのでしょうか。それでさえなんとなくマンパワーの賜物のような気がします。

お店を閉める人、知恵を絞ってほかの方法を見出す人等様々です。自分たちの生活を守る、ただそれのみを望み、必死になった人々の努力の結果が今の日本を支えているのだと強く思います。

皆普通の生活を取り戻したいだけです。

保育所や、学校が閉鎖されてしまったために誰かが家で小さなお子様のめんどうをみなくてはならない。

その為には仕事を休む必要があり、家計を支えている誰かが犠牲を払う必要がある。

安定した収入を得ることが出来なくなれば、今まで何事もなく設計した通りの人生を歩むことが出来たことさえ捨てなければならなくなる。

一体どのくらいの家庭がそのような状態に追い込まれているのでしょうか。私は感染拡大の数字と一緒にそれらも公表するべきだと思います。

時が経てば今の感染拡大はピークを過ぎ、自然に下火になるのをただ待つ。

しかし、ウィズコロナという忌々しい造語に怒りを感じている人はどのくらいいるのでしょう。

私はウイズコロナという言葉を耳にするたび、いったい誰が物申した言葉なのか腹立たしい気持ちになります。

コロナが発生する前の生活を取り戻さなければならないと思っているのに、まるで水を差された気分になるのです。さんざん我慢したのにこれからの人生コロナと一緒に共存等したくないし、人々が平和に健康でいられる世の中であって欲しいと思います。

 

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