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子育てに疲れると自分の子供でも地面に落としたくなる瞬間がある!
埼玉県で生後3ヶ月の赤ちゃんを高い所から落として死亡させた
お母さんが逮捕された事件を知っている方はいるでしょうか?
とても痛ましい出来事で、子供がいる方は特に心が痛むと思います。
「なんでそんな事をしてしまったんだ」
この事件を知って、そう思う方もいるかもしれません。
他人事ではなく自分も同じ事をしてしまった可能性も!
しかし、実際に子供を育ててみると可愛いだけでは無いことに気づきます。
特に生まれたての赤ちゃんは長時間寝ることが出来ず、
2時間おきに泣き出します。
そうなると、親は寝不足になり心に余裕が無くなります。
特に初めての子供の場合、解決方法がわからず精神的に追い込まれることも。
実際、私は男ですが生後6ヶ月の子供を寝かしつけようと抱っこしていても
まったく泣き止まず地面に叩きつけたくなる衝動にかられたことがありました。
1日なら耐えられても、何日間も続くとなると精神的に追い込まれます。
これは私の妻も同じ気持ちになった事を話していました。
でも実は、これは私たちだけではなく身近な友人やネットで調べても
「自分も同じ気持ちになった」
という方がいるんです。
つまり、今回の痛ましい事件を起こしてしまった親の気持ちが
子育てを経験してみるとこの方の気持ちが痛いほどよくわかるんです。
自分が同じことをしてしまった可能性もゼロではない。
児童虐待の件数は増え続けている
もちろん、赤ちゃんの時だけではなく、子供が手のかかる時期の
子育てはストレスが溜まるもの。
特に最近は、
- コロナの影響もあり外出を控える
- 仕事も自宅でテレワーク
という家庭が増えていて子供と過ごす時間が増えています。
そうなると、親のストレスも溜まる一方で、
厚生労働省の公表によると、児童虐待相談件数は
令和元年は193,249件
令和2年は205,029件
と、コロナ禍になって増え続けているそうなんです。
我が家の場合、
夫婦共働きで小2男子と4歳の保育園女児という家族構成で
テレワーク無しの土日休みという環境ですが、
やはり子供と過ごす休日は怒ってばかりいて
ものすごいストレスが溜まる時があります。
これがシングルマザーなどの片親だった場合は想像を絶するストレスが
かかるでしょう。
子育てがツラくなった時の逃げ道が必要!
なので、子育てがツラくてしょうがなくなった時の
親にとっての逃げ道となる
身近な機関が必要だと感じています。
自分の子供は可愛くてかけがえの無い存在。
ですが、親だって一人の人間なので感情的に怒ってしまうこともあります。
手を上げてしまうことだってあるんです。
そんな時、
電話一本ですぐ子供を迎えに来てくれる機関があれば
親にとっても、子供にとっても救いになるはずです。
「子育てがツラい」
「子供を育てる自信が無い」
と相談できる機関はあるけれど、
一時的でも子供を預かってもらう機関があれば親にとってすごく助かるはず。
子供と距離を置くことで気持ちの整理がつき
冷静になれることもあると思うんです。
これは、子育てを経験した方は同調してくれるはずです。
「もうダメだ」
と感じた時に
気軽に電話一本ですぐ子供を預かってくれる機関があれば
虐待によってツラい気持ちになる子供や後悔に苛まれる親も減るのではないか。
と、そう考えています。
とくに今回の生後まもない赤ちゃんが亡くなった事件は
泣き止まない赤ちゃんを1日でも預かってくれる所があれば
親の負担もかなり減っていたのでは無いでしょうか?
だからこそ、私はこう思うのです。
高齢化社会だからこそ
私は個人宅に伺う仕事柄、たくさんの高齢者と触れ合う機会がありますが
大半の方は一日のほとんどを自宅で過ごしています。
もちろん、関節が痛かったり体の具合が悪かったりという理由が多いのですが
とくに何にもする事がないという方がいるのも確かなんです。
そこで感じることは、
「この方たちがもっと社会でできる事があればいいのに」
という思いです。
子供がすでに独立し、インターネットも使えない高齢者は
テレビを見ることしか1日を過ごす選択肢が無い場合がほとんど。
でも、子育てを経験してきた方たちだからこそ
子育てに苦しんでいる親たちの手助けができると思うんです。
「高齢者に少しの間でも面倒を見ていただく」
それが出来たらどんなに良いか。
公共機関としてでも民間団体でも
子育て世代
高齢者
をつなぐ団体があれば、
子供を安心して預けられるのではないでしょうか?
そうした機関があれば子育てに
苦しむ親も救われて
生きがいを感じる高齢者も増えていくのでないか?
と、子育て真っ最中の私はそう感じるのです。
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