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この日本には、様々な国籍の人が滞在しています。
日本人を除いた外国人には仕事が理由で来日している人や既に定住している人もいるかと思います。
そして、日本住んでいる外国人はおよそ258万人(令和2年現在)と言われ、日本の人口に対して全体の2%にあたります。
人数にしたらかなりの数になりますよね。
そんな外国人についてですが、私は日本が外国人に対して差別や偏見をもっている現状を否めないと感じることが日常であります。
今回は、実際に私が目撃した実体験から私からこうしたらそのような差別や偏見が少しでもなくなるのではないかと思い、ここに主張させていただきたいと思います。
ある日のことでした。私はいつも通り出勤するために朝のラッシュの中にいました。車内はいつも通りの満員電車で少し息をするのもつらいくらい体が圧迫されるほどの密度になり、誰もがシートに座りたいと思っているに違いないと思われました。
すると、駅に到着した電車は止まり何人か下車した時に、私の目の前に座っていた黒人の男性も立ちあがり電車を降りました。かかさず、私の隣に立っていた中年くらいの女性2人組のうち1人がその瞬間男性が座っていた場所に自前のアルコールスプレーをふりかけ、持っていたタオルで水分を拭き取り座りました。
確かに、新型感染ウイルスが蔓延している世の中なのでとても敏感な方なのだろうと始めは思っていたが、一緒に行動していたもうひとりに会話をしていたその内容に私は驚きを隠せませんでした。
連れの女性「すごい黒かったわね。」
スプレーをかけた女性「ほんとよ。あ、スプレーは感染とかじゃないわよ。あんな黒人が近くにいるだけで寒気がしたわ。」
私はその会話を聞いて逆に寒気がしました。
どうしてそんなことを軽々と言えるのか、不思議でしかたありませんでした。
座っている2人に怒りを覚えましたが、私は何もできずその出来事は終わりました。
日本より海外の方が人種差別が深刻化しており、特にアメリカでは人種差別による殺人が起きてしまうほどの社会問題になっています。
この国でも、事件に進展してしまうことは少ないですが、このような差別を目の当たりにすると全くその問題は国単位として他人事ではないと強く感じます。
きっと、具体的な例が上がっていないだけで私たちの身近にはもっと多くの差別や偏見があると思っています。
ただ、どうやったらその問題を解消できるのか考えましたが、そもそもその差別がおきる要因として相手に対しての理解や認識が足りていないのだと思います。
それは、たった一つでもいいのでコミュニティを通じて普段の生活や仕事などの環境の中で交流を持つようにします。
それを持つだけで少しでも理解を示せるようになると私は考えます。
そういったコミュニティは国単位で起きている背景を考えるとやはり具体的な対策を国や行政がすべきであると考えています。
しかし、様々な観点から私たち一人ひとりができることをまずは考えることが大切であると思います。それは意識を変えることから始め、同じ人であるとや人として尊厳を持って接することを念頭に置くことを第一とします。
そして、多様性を持った人たちがどんな環境でも組織でも、発言力のある有識者がSNSやローカルな場所でも発信していけば、より問題解決に着手しみんながみんな気持ちよく共存できるのではないかと考えています。
あまり公にされていないだけで、傷付いている外国人はたくさんいるはずです。
そもそも、一つの枠として“外国人”や“黒人”などと分けること自体に違和感を感じることもあります。
隠れた実態を明らかにして、この世の中が少しでも良い方向に変わっていってくれたら嬉しいと思っています。
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