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2022年2月1日時点(23時45分)
新型コロナウイルス感染者が全国で8万1654人と報告されている。
以前感染拡大が収まらないことを受けて、
各都道府県では保育園の休園と登園自粛が呼びかけられている。
「そんなに簡単に言わないで!」
そんな悲鳴で満ち溢れている。
「子どものことが心配だし、できれば休ませてあげたい」
そんな気持ちとは裏腹に、実際には休ませてあげることができない。
それが現実ではないだろうか?
保育園に子どもを預けている人たちはどんな人だろうか?
大半の人は子どもを保育園を預けて、お仕事をされていることだろう。
そんな人たちに向けて、「当面の間、家庭保育してください」と言われても、
「そんなに簡単に言わないで!」
と叫ぶ声が聞こえてくる。
保育料の問題ではない!
登園自粛した際の保育料はどうなるのか?
お住まいの地域によって違いはあるが、基本的に保育料は減額される。
「登園しなかった日数に応じて日割計算され、軽減する形で対応」
と表明されている市区町村がほとんどのようだ。
しかし、実際は保育料の問題だけではない。
先に述べたとおり、保育園に子どもを預けているパパ・ママは、
仕事をしている人がほとんどである。
そう考えると、
「登園自粛になったから、明日から休みまーす」
と軽く言えるはずもない。
「私が休んだことによって、他の人に迷惑がかかる」
そんな罪悪感を感じながら、不安で押しつぶされそうになっている方も多いだろう。
例えば、飲食店で働いている人が登園自粛要請を受け、
仕事をお休みしたら現場はどうなるだろうか?
おそらく、お昼時の飲食店はうまく回らずパニック状態。
少ない人数で回しているお店であればあるほど、
他のスタッフにのしかかる負担は大きいものになる。
そうなることで、休んだ本人の罪悪感は膨らむ一方、
他スタッフからの不満が出ることも考えられる。
その職場でのやりずらさが生まれてしまい、
保育料のことよりも、リアルな現場のやりずらさの方が重要に思う。
公園で密集・密接したら意味ないでしょ!
仮に保育園自粛をしたとして、次に発生する現象は何があるだろう?
それは、公園での密集・密接だろう。
子どもは家の中でじっとはしていられない!
これは避けられない現実だろう。
家の中で「ワーワー叫び。走り回る」
それほどに子どもは活発で、好奇心旺盛。
そんな子どもたちのエネルギーを解放する術は何か?
真っ先に浮かぶのが、公園で遊ばせることだろう。
皆が同じように考え、公園で子どもたちを遊ばせる。
思いっきり遊べて満足する子どもたち。
しかし一方で、それにより発生する感染のリスク。
公園で遊ぶときの注意点は次のことが挙げられている。
・密集・密接を避けて(最低1mの間隔をあけて)
・マスクの着用
・手洗い消毒
間隔を1mあけて・・・
子どもたちにこれを維持させるのは現実的ではないだろう。
またマスクの着用に関しても、
走り回る子どもたちにマスクを着用させ続けるのはどうなんだろう?
との疑問を持つ方も多いだろう。
子どもが遊びに来るということは、少なからずパパやママが同伴する。
公園に訪れる人数は、子ども=1人に対し、単純計算で2倍。
必然的に人が密集する空間になることは容易に想像できる。
「感染拡大抑制のための登園自粛要請」
感染を広げたくないという気持ちには共感できるが、
いささか対策が粗すぎるのではないと思う。
「保育園自粛」のような行動制限を指示したことによって発生する新たな行動。
そこまで予測した政策を期待したい思う。
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